初期の動物園は主に王侯が所有し政治的に修好関係を結ぶ、あるいは影響下に置いたり植民地として支配した国・地域から珍しい動物を集めてきた私的な施設であり、メソポタミアや地中海世界・中国・インド・アステカなど世界各地で多元発生的に作られた。
近代の動物園は単なる見世物ではなく、教育・研究施設としての役割を強くもつと考えられている。つまり、生きた動物を生きたまま収蔵する博物館としての性格が強い。最初の科学的動物園であるロンドン動物園は1828年にロンドン動物学会の研究資料収集施設として創設されたが、その研究費用調達の方途として同年に一般公開された。動物園は英語ではzoologicalgarden(s)(動物学的庭園)というが、これを縮めてzooと呼ぶこともロンドン動物園から始まった。
現代の動物園では単に動物を研究用に収蔵するあるいは市民の見世物とする事への批判が高まったこともあり、動物の生態をより高度に学ぶことができる生涯教育施設としての充実が求められている。旭山動物園の人気をはじめとした地道な活動が実を結んだことで現在ではその存在が見直され、入園者数も回復しつつある。しかし多くの場合は経営母体が都道府県や政令市といった地方自治体であり、近年では自治体の財政難から「指定管理者制度の導入」の名のもとに民営化へ移行している例が少なくない。このため展示動物数を減らしたり運営費用の一部を市民や入園者からの寄付に頼らざるを得ないなど、教育・研究施設として依然厳しい状況であることに変わりはない。(wikipedia参照)